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かりん島のハンモック 絵と旅が好きなアラフォー。ファッションも暮らしもミニマルが理想。日々感じたことを綴っています。

ルドンの風景画が好き。

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写真のカードは、オディロン・ルドンの「ブルターニュの村」です。
三菱一号館美術館で開催中の『ワシントン・ナショナル・ギャラリー展 私の印象派』で購入しました。

今回展示の作品は、このギャラリーの創設者の娘が中心になって集められた、
フランス印象派とポスト印象派のコレクションで、
日本初公開作品38点を含む全68点が展示されています。

戸外での制作、友人とモデル、芸術家の肖像、静物、ボナールとヴュイヤールの5章構成になっていて、
アメリカの国立美術館所蔵の印象派作品が堪能できますよ。

そうそうたる画家たちの作品だけあって、観ているだけでとーっても心地よいですが、
この中で部屋に飾るなら・・という個人的視点でみてみると、
ス―ラやドガ、ボナールも捨てがたいですが、ダントツでルドンでした。

ルドンっていうと、幻想の世界を描いた絵(とくにクモ)が印象的ですが、
こんなやわらかな風景画を観たのは初めてかも。

一番気に入ったのは、「ブルターニュの海沿いの村」でした。
あいにくカードがなくて残念です。

その絵はコンパクトなサイズで、とってもシンプル。
海と空の色がほぼ同じ独特なブルーで、観ていて飽きないんですよね。
シンプルがモットーの私にはど真ん中でした。

三菱一号館所蔵のルドンの巨大な作品「大きな花束」も展示されていましたよ。
そして今回のポスターにもなったルノワールの人物画は、美しいのひと言。
ルノワールの手にかかれば、みんな絶世の美女になってしまうのでしょうか。

子供の頃、なぜか自宅にルノワールの「イレーヌ・カーン・ダンヴェルス嬢の肖像」が飾られていて、
夜中は怖かった記憶が。ちょっとトラウマかも。
なので自分のならまだしも、他人の人物画は飾らないかな。
ルノワールさん、ごめんなさい。

ちょっと偏った鑑賞でしたが(笑)この展覧会は5月末頃まで開催中です。




by karin_koya | 2015-04-01 20:28 | 展覧会