2011年 04月 12日
ハーブ&ドロシー。
すこし前ですが、映画「ハーブ&ドロシー」を観ました。
これはアートコレクターであるヴォーゲル夫妻のドキュメンタリー。
元郵便局の集配係だった夫ハーブと、元公立図書館の司書だった妻ドロシー。
決して裕福とは言えないこの小さな夫婦が、現代アート作品を30年の歳月をかけコツコツ買い集めて、気がつくと4000点以上に。
作品を選ぶ基準は、自分たちのお給料で買える値段であることと、1LDKのアパートに収まるサイズであること。
今は巨匠となったアーティストの昔の作品が多いので、数点売れば大金持ちというのに、一切売らずに、ナショナル・ギャラリーに寄付し、今も新婚当時の同じアパートで慎ましく暮らしているという。
純粋にアートが好きなこの夫婦に、現代アートに疎い私もかなり刺激を貰いました。観て損なし!
とってもキュートで見ていて心が温まる、魅力的なご夫婦でした。
by karin_koya
| 2011-04-12 23:30
| 映画